今、Snow Manとその周りに思うこと


最初に、今、Snow Manが大好き!Snow Manしか勝たん!というオタクには読まないで欲しい。絶対に分かり合えないからである。


大嫌いなはずの自分語りのブログであることを謝罪したい。正直読んで欲しいとは思わない。

吐き出さずにはいられないような汚い感情の記事である。






備忘録程度に少しだけ思い出話を書く。


約1年半前、自担がSnow Manに加入した。

正直、助かったと思った。年明けのお通夜コンサートから数日、ある筋で自担が関西を離れると聞いていた私にとって朗報以外の何物でもなかった。

関西ジュニアという場所に拘りや未練がなかったわけではないけれど、それ以上に自担が大好きなアイドルという仕事を続けられることを考えたら、関西を離れることも、これから起こるだろう批判も耐えられると思った。


案の定、批判はえげつなかった(笑)


あまりにえげつないので割愛するけど、私はきっとこれまでもこれから先もあそこまで暴走し過激なアンチをしていたオタクを見ることはないと思う。


それでも、自担と自担を選び受け入れてくれたSnow Manというグループは本当に素敵だった。

元々自担と共演経験もあり、仲の良いメンバーが多かったこともあるSnow Manだから最初からメンバーのことは信じていた。

信じるしかなかった、と言ったほうが正しいけど。


YouTubeは死ぬほど見た。寝てる間も自動再生にして再生回数を必死で稼いだ。

SNSのトレンド入りや、雑誌の重版にも出来る範囲で貢献した(つもり)。地方在住の学生である自分には楽なことではなかったけれど、それすら楽しかった。

自担にもう一度アイドルという道を与えてくれたSnow Manにできる、自分なりの恩返しのつもりだった。


賛否両論あったけど、8.8のデビュー発表の瞬間は泣いた。ずっと一緒にいてくれたオリメン担の友人と抱き合って泣いた。

批判や噂も、本当にどうでもよかった。自担がいてくれるならそれ以上のことはなかったから。



年が明けて、自担はデビューした。

数字で貢献というよりはハイタッチ会のためにそれなりの枚数を買った。安くはないけど楽しかった。夢にまで見た自担のデビュー、デビューシングル。


バンコクにも行った。

第二の故郷で、招いた大勢の親戚の前でデビュー曲を披露する自担を見て涙が止まらなかった。

今思えば、これが私にとってSnow Manのファンとしてのピークだったと思う。



2月半ばにデビューツアーが発表され、コロナの影響もあり海外公演は未定だったけど、やっとのデビューコン。嬉しかった。

発表したその日から申し込み開始で、締め切りから当落まで凄まじいスピード感だった。やや疑問ではあったけど、今ほど情勢が読めない時期だから色々と調整があるのだろう…と飲み込んだ。


ツアーは案の定、中止となった。

仕方ないとは思ったけれど、初日の2〜3日前に延期の発表をするのはなかなかに鬼畜だと思った。



だけど、私にとっての地獄はここからだった。



リーダー、岩本くんの謹慎である。

あえて書く。

3年前に、未成年の女子高生とラブホで飲酒をしたという事件が某週刊誌に取り上げられた。


私は基本そういう記事はアクセスすることすら嫌なので読まない。本人から説明や何かアクションがあれば読むけど、そういう記事に反応すること自体思うツボだからだ。


そんな私がそのニュースを知ったのは、Twitterのトレンドだ。

「未成年とラブホ」というワードがトレンド入りしており、何気なくタップすると、まさかの自担のメンバーである。


その時点で思ったことは、トレンド入りさせるバカな新規がいるなということくらいだった。

この記事が本当かどうかわからない現時点で、岩本くんを批判するのは違うと思った。彼に自担が世話になっているという義理があったのはそうだけれど、それは擁護や批判の要因ではない。ただ単に、嘘も多い週刊誌の記事だけで騒ぎ立てるのはバカだと思った。


ただ、虚しいなとは思った。

あんなにトレンド入りしようと頑張ってたSnow Manという名前が、こんな形で見られるようになるなんて、と。



そしてそれから数週間後、事務所から発表があり、岩本くん本人が記載されていることを事実と認め、無期限の活動自粛をすると発表された。


その発表が日は、Snow Manの新曲「KISSIN' MY LIPS」が初めて音楽番組で披露される日だった。

生放送の地上波音楽番組。

パフォーマンスの冒頭、岩本くんを除く8人が横一列に並び謝罪した。


その瞬間、自分の中で色んなものが崩れた。


自担を選んで、受け入れてくれたSnow Man

自担を守ってくれたSnow Man

加入したことで酷く叩かれた日々。

今だに見る人権侵害にも近いアンチ。

岩本くんをセンターに始まった滝沢歌舞伎

岩本くんをお兄ちゃんの様と慕う自担。

トレンド入りのために作ったアカウント。

沢山買ったCDや雑誌、


恐る恐るSNSの反応を見ると、本当に様々な意見があった。


「謝罪後の気迫に満ちたパフォーマンスは圧巻だった!」


そんな気迫いらない。

3月の横アリの方がよっぽど、気迫と勢いに満ちたパフォーマンスだったよ。


「センターのくせに謝罪はふっかにさせるとか、これだから加入組(増員)は」


10以上離れたメンバーのやらかしについて、最年少に謝罪を求める過激な6人派。

案の定岩本くんのことは擁護かスルーだった。


あー、なんか、無理だと思った。

うまく言葉にはできないけれど、もしも言葉にするとしたら、裏切られた気分だった。


岩本くんはずっと加入組やそのファンにとって、お兄ちゃんのような、グループの父のような存在でいれくれた。

本人もそう言っていた。

頼りにしていたし、信じていた。


やらかしてしまったことは仕方がないと思う。

デビューという注目度が上がった今、3年前のことを落とし込まれたことはとても可哀想とも思う。


だけど、私はジャニオタとして、ジュニア担として、その3年前に必死で頑張るジュニアを多く見てきた。

その先で夢叶わず去っていく人も、形を変えつつも戦い続けているジュニアを、ジュニア担を多く見てきた。見ていた。

だから許せなかった。3年前だとしても。


アイドルやタレントを勝手に信じて、裏切りだと批判するのはお門違いだと思う。

だから私はこの感情をどこにも吐き出さなかった。

かつて私にトラウマを植え付けた過激なオタクにはなりたくなかった。


やっぱりジュニア担からの批判は少なくなかった。

一番強烈に覚えているのは「だからSnow Manはデビューできなかった(遅かった)んだよ」というツイート。


私はそれなりの期間自担を見てきた。

デビューに辿り着くまで苦労した姿も、恵まれた時期も、奇跡を起こした瞬間も見てきた。


でもそんな自担すら、一人が問題を起こすとまとめられるのだ。

こんなに悔しく虚しいことがあるか。



でも、もっと苦しいのはここからだったと思う。


4月に発売予定だった表紙を飾る雑誌は発売中止となり、巻頭の特集も含め他ジュニアグループの特集に変更となった。

3月末に放送した特番:セブンジー は4月以降に放送予定だった地域では延期・中止となった。

初めてのアニメOP曲「stories」は、週刊誌での発表のため修正が追いつかず、リーダー岩本くんのコメントが掲載されているが8人での歌唱と訂正が入った。


多くのファンは彼の復帰を望んでいた。

気持ちは分からなくもないけれど、アイドルとしてこれ以上ないマイナスイメージをもたらす問題を起こした人を「待ってます🥺」と呟ける気持ちが私には分からなかった。


そのうち、Snow Manに関する番組の公式スタッフさんが動き始めた。


次回予告には、岩本くんは出ないにも関わらず

「ひまわり、カレー、レモン(略)黄色って最強だね〜」

と岩本くん(メンバーカラー:黄色)を匂わせるナレーション。


ファンは感動!ありがとう!というリアクションだった。

私は何も泣かなかった。むしろ引いた。

彼がなぜいないのか、休んでいるのかをファンにも公式さんにも理解して欲しかった。



そして、7月に入り本人の文面と共に岩本くんは復帰した。

その文面から彼が深く反省していること、自粛期間中に彼なりに様々な努力をしていたことが伝わった。

伝わったけれど、この数ヶ月で彼がもたらした影響や、私と他のオタクや公式さんとのギャップはなかなか埋まらなかった。


岩本くんが復帰した日、Snow Manの公式weibo、YouTubeには9人の拳を円にした写真が掲載された。

「Ⅸ Guys Snow Man!!!」という一言共に。


Snow Man関連の番組スタッフも、9色の靴を並べるなど、所謂「おかえりなさい」ツイートに溢れていた。

辛うじてそういうタグはできなかったけれど、私はついていけなかった。



今一度考えて欲しい。

岩本くんが、なぜ、どんな理由で活動を”自粛”していたのか。


彼の復帰は、おかえり!と声をあげるべきものなのか。

彼が休んでいる間、彼の存在を匂わせていいものなのか。


それを、メンバーと公式のスタッフさんがしていいのか。



私は、オタクは自由でもいいと思う。

良いと思う人がいれば嫌と思う人がいて、沸いている人がいれば萎えている人がいる。私にもその順番が回ってきただけだと。


でもせめて公式の人たちには、彼を待っている、待っていたという歓迎ムードを出して欲しくなかった。

目に見えるところで岩本くんを叱れと言いたいのではない。岩本くんに頭を下げて欲しいわけでもない。

でも、ただ、ただただあの「おかえり」ムードが違和感でしかなかった。


やっと9人揃った。

その喜びはメンバーやスタッフさんなら尚更だろう。

だけど、岩本くんは誰かに活動を止められていたわけじゃない。

彼が犯したことに対して然るべき処分が下りた故の自粛なのだ。

彼の軽率な行動が招いた、他の誰のせいでもない岩本くん自身の愚行だ。それ故の8人期間だ。

これ以上の皮肉があるか。


私はこの空気があまりにも違和感でならなかった。


そう思うと、Snow Manや彼らの出演するものを見る目が変わってしまった。


あんなに大好きだった仲の良さも、温かさも、優しさも、何か違う。

これまでと同じ目で見て楽しむことはできなくなった。

自担を守ってくれた優しいSnow Manは、時に人をダメにする優しさを含んでいると思う。



ファンはみんな帰ってきた岩本くんを含め、たくさんの事を楽しんでいる。

私にとってトラウマとなった「KISSIN' MY LIPS」をトレンド入りさせようと今日も頑張っている。素直に偉いと思う。

番組スタッフさんは9人の魅力を存分に出そうと沢山の企画を用意してくれている。


何があっても一心同体のメンバーだから。

そうだと思う。


だけど、メンバーだからこそ、その罪の重さを受け止めて歓迎ムードを自粛してほしかった。

彼が帰ってきた時、まるでずっといたかのようにサラッと彼の居場所を作る。それくらいでよかった。


岩本くんがいない間の8人。

8人や個人の仕事に対して必ず言われる「岩本くんの帰る場所を守るために頑張ってる」「岩本くんがいない間の穴埋め・フォロー」という褒め言葉。

そんなわけない。その人は、その人のため、「今」のために頑張るんだ。そんなマイナスな理由があってたまるか。


これまでやこれから、沢山頑張る岩本くん。

その努力に必ず「名誉挽回のために必死」「でも昔こんなことしたんでしょ?」という批判がついてくるだろう。

そんな岩本くんを私は見ていられない。


努力が努力とまっすぐに届かない。

その状況を作ったことが、何より今回岩本くんがもたらした1番の悪影響だと思う。


自担をメンバーと認めないアンチによるトラウマが消えない自分にとって、

このタイミングの、この件は、乗り越えられるものじゃなかった。


過激な6人のファンは今も加入組を叩いている。


ラブホで未成年と飲んでた人よりも、たった一瞬のスクショでダンスが揃ってないと3人を叩く。

そもそもこんな事件が起きたのは、増員で運気が落ちたせいだと、目に見えないことで叩く。


確かに新規が増えて色々とSNSの流れも変わっているんだろう。

だけどどうして、それが加入組担になるのだろう。加入組のせいになるんだろう。

加入組のファンは少ないとあれだけ叩いてきたのに、こういう時に漬け込んでくる。

こんな馬鹿馬鹿しいことがあるか。


メンバーも、公式アカウントさんも、多くのファンも彼に「おかえり」と言った。

だけど私はやっぱり、彼にその言葉をかけることはできない。きっとこれからも。




大好きだった。本当に大好きでした。

自担をもう一度アイドルにしてくれたSnow Man

本当にありがとうございました。

自担をデビューさせてくれてありがとう。


だけどもう、これまでと同じように応援することはできません。

これまでが本当に楽しかったから、眩しすぎたから、私は今の勢いや輝きをまっすぐに受け止められそうにありません。


もしも一つだけ、私の自己中心的な意見を述べてもいいのなら

メンバーとして関係者として許すのではなく、メンバーとして関係者として許して欲しくなかったです。

おかえりと声をかけるのは、見えないところでしてほしかったです。

その感動を”作り出して”欲しくなかったです。


こんな声も、今楽しく彼らを応援している人からしたら冷たいんだろう。

こんなファンでごめん。

もうファンを名乗るのはやめるから。

でも、このことが起きるより前、私は誰よりもSnow Manのファンを楽しんでいた自信がある。それだけは胸を張って言える。


自担のことは変わらず大好きだから、自担のことはこれからも細やかに応援したい。

Snow Manのファンはやめるけれど、自担を自担と呼ぶことだけはやめられそうにない。


大好きだったグループを観られなくなるくらい苦手になってしまったこと。

これから売り出す新曲を聞かないものにしてしまったこと。

その原因を作った彼を、私はやっぱり許せない。

かつて自担を傷つけたオタクたちのように大きな声では言わないから、暴言を吐くつもりはないから、ただほんの少し許して欲しい。


彼におかえりと言えないことを許してください。



短い間でしたがありがとう、Snow Man

これからも頑張ってください。




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